YOROZU-KOSODATE

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旅行先に持っていくべき万能薬《梅干し》のはたらきがすごい!

私たち夫婦の趣味は旅行です。国内旅行や海外旅行など、暇を見つけては旅行をしています。そんな旅行好きの我が家には旅行に必ず持って行くあるものがあります。それが、梅干しです。旅行先で万能薬として使える《梅干し》のはたらきと日本から海外に持って行く際の注意点もあわせてご紹介します。

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梅干しは我が家の常備薬

旅行には万一に備えて常備薬を持って行きますよね。私も以前は風邪薬に頭痛薬、胃腸薬、酔い止めなど、家にあるありとあらゆる薬を「念のために」と旅行に持って行っていました。

しかし、ここ最近で旅行に持って行った薬はと聞かれれば、、、何もありません。傷パワーパッドぐらいでしょうか。何種類もの薬の代わりに、梅干しを持って行くようになりました。

 梅干しを持っていくと、旅行中にありがちなある程度のトラブルに対処することができます。旅行先が近場で数日であれば梅干しだけで十分ですし、海外だったり日数が長かったりすれば、梅肉エキス梅しょう番茶も持って行きます。

 

私の場合、旅行先でよくあるトラブルというと、例えばこんな感じです。 

・調子に乗って食べ過ぎて気持ちが悪い⇨梅干し一粒で胃がすっきりします。

・車や船に酔った⇨梅干し一粒で酔いが軽くなります。(ひどい酔いには梅肉エキスがおすすめ)

・お腹が張る、お腹の不快感⇨梅肉エキスをひと舐めするとお腹が楽になります。

・なんとなくダルい、風邪を引きそうな感じがする⇨早めに梅しょう番茶を飲んでおくと翌朝にはすっきりしていることも。

 

この他にも梅干し・梅肉エキス・梅しょう番茶が効く例はたくさんあります。 以下に、それぞれの期待されるはたらきをまとめていきます。

梅干し

旅行だけではなく、車で長距離移動がある際にも梅干しを持って出かけます。

梅干しのはたらき

・胃腸薬として(食欲不振の改善・食べた物の消化を助ける)

・食中毒の予防(梅の酸の強力な殺菌力)

・酔い止め(乗り物に乗る前に食べるのが効果的)

・疲労回復効果(クエン酸、コハク酸、リンゴ酸などの有機酸による)

梅肉エキス

東南アジアなど、食中毒の心配が増える国に行く時には、さらに梅肉エキスも持って行きます。

青梅をすって長時間煮詰めたものが梅肉エキスです。非常に酸が強く、どんなばい菌もやっつけるほど強力なパワーを発揮。新陳代謝をうながして腹痛、下痢、嘔吐などの症状を緩和してくれます。食中毒の予防、予後に。

『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』/大森一慧 p198より引用

梅肉エキスのはたらき

・腹痛、下痢、嘔吐などの症状を緩和 

・食中毒の予防、予後に

・ひどく乗り物酔いしてしまったときにひと舐めする

△使いきれるように少量タイプを買いました。小さなスプーン付きです。梅肉エキスは本当にすっぱいです!!ほんのひと舐めするのにも覚悟がいります。

ちなみにですが、どんなにぎゅっと閉めても、飛行機に乗った後は中身がかなり漏れてしまいます。ラップでぐるぐるにしてから袋に入れるなど、飛行機に乗る際は特に漏れ防止策をとってくださいね!

梅しょう番茶

梅しょう番茶とは、梅干し・しょうが・醤油を番茶で割ったものです。それぞれの有効成分が相乗的にはたらき、さまざまな薬効をあわせもちます。

梅しょう番茶のはたらき

・体の節々が痛い、寒気がする、熱っぽいなどの風邪のひき始めに飲むと症状が軽くおさまる

・食中毒、食あたりに

・腹痛・下痢

・自律神経を整える

・お腹の張りをおさえる

・動機、息切れに

・生理前の不快症状に

・頭痛薬として(眉間からこめかみが痛む時)

梅しょう番茶の作り方

材料と分量

・梅干し…中1個/大1個

・しょうが汁…2、3滴/しょうがすりおろし…梅干しの1割

・醤油…小さじ1.5 /大さじ1

・三年番茶…150ml〜200ml

※症状が軽い場合は左側に記載した分量を目安にし、症状が少し重い場合には右側に記載した分量を目安にします。

作り方

1.湯飲みに梅干しを入れ、お箸でほぐします。

2.しょうがと醤油を加え、番茶を注ぎます。

 

身体が求めているときは、不思議ととっても美味しく感じます。材料の分量を書いてはいますが、あくまでも目安で、美味しいと思える濃さ=身体が求める濃さに増減して大丈夫です。

梅しょう番茶を海外で飲むために

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△醤油、しょうがパウダー、梅干し、三年番茶

海外で梅しょう番茶を飲むために私が持って行ったものです。生の生姜はさすがに無理なのでパウダーで代用。醤油は本当は家で使っている天然醸造のものがよかったのですが、少量パッケージで便利だったのでキッコーマン100mlで代用。梅しょう番茶が作れるのはもちろんですが、醤油は醤油として、番茶は番茶としても使えます。

ちなみにですが、行ったことのない国に行く時にはもしもに備えてこちらの本も一緒に持って行っています。

 

もっと手軽に作りたい方にはお湯で溶かすだけで梅しょう番茶ができる商品がおすすめです。小分けのスティックタイプの梅しょう番茶が便利ですよ。

 

△お湯で溶かすだけで梅しょう番茶が簡単に作れます。これだと飛行機の中でも飲めるのでいいですね!材料が梅と醤油だけの商品もありますので、購入の際には「梅、醤油、生姜、番茶」の4つが揃っている商品を確認してくださいね!

"本物"の梅干しを選ぶ

ここまで万能薬としてご紹介してきた梅干しですが、梅干しならなんでもいいというわけではありません。梅と塩のみが原材料で塩分濃度が18〜20%の"本物"の梅干しを選びます。昔ながらのしょっぱい梅干しです。よく売られている減塩タイプやはちみつ漬けなどの梅干しは、塩分濃度も低く、添加物も多いので食箋として用いるには適しません。

 

△この梅干しの場合は丸々一粒を食べるにはしょっぱいので、一粒をキッチンバサミで3〜4個に切り分けて使っています。

海外に持って行く際の注意点

国外線の飛行機に乗る際は、飛行機内に持ち込める液体に制限があるのはみなさんご存知かと思います。手荷物に梅干しを入れていた場合、手荷物検査の際に梅干しの水分量が多いと判断されてしまうと、没収されてしまう可能性もあります。受託手荷物としてスーツケースに入れてしまえば良いのですが、スーツケースは屋外に長時間置かれる可能性もあり非常に高温になってしまうおそれがあります。預けたあとどんな環境に置かれるかわからないスーツケースに入れるのは少し心配なので、私は手荷物に入れることにしています。液体であっても100ml以内の容器に入れジップのできる透明の袋に入れれば飛行機には持ち込めます。そのため、100ml以下のタッパーに梅干しを入れ、ジップ付きの透明の袋に入れてしまえば梅干しの水分量を心配することなく手荷物として飛行機に持ち込むことができます。

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△容量90mlのタッパー。小さいですが、意外と量は入ります。

参考書籍

妊娠・出産や母乳育児を機に、なるべく薬に頼らずに体の不調を治したいという想いから、いくつか自然療法の本を読みました。そのなかの一つがこちら。

現代薬で症状を「抑え込む」のとは違ったアプローチで、本のタイトルの通り、食べ物の力でからだの自然治癒力を引き出すための知恵が紹介されています。

 

梅しょう番茶についてもこの本に紹介されていて知りました。旅行に限らず、家でもなるべく現代薬に頼らないお手当をするようになりました。

あとがき

旅行先では食べ物も風土も普段とは違うので、体調を崩しやすいものです。いくつも薬を用意していくより、梅干しや梅肉エキス、梅しょう番茶を持って行き身体本来の治癒力を引き出してあげることで、体内のバランスが自然と整います。海外の食べ物ばかりで日本食が恋しくなった時にも梅干しがあると嬉しいものですよ。

梅干しは旅行の心強い味方です。旅行の際にはぜひみなさまも忘れずにお持ちくださいね!