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【海外旅行】国際線の飛行機に粉ミルクやベビーフードを持ち込む際の注意点

赤ちゃん連れの海外旅行で粉ミルクや離乳食を国際線の飛行機(特にアメリカ行き)に持ち込む際の注意点をまとめます。

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海外旅行で国際線の飛行機に粉ミルクを持ち込む際の注意点

食品の持ち込みには渡航先の国によって細かく規制されていることがあります。乳児用の粉ミルクも食品に含まれるため、規制の対象となる場合があります。持ち込みの規制は年々変わることもあるので渡航の前には必ず確認が必要ですが、日本からアメリカ(グアム・ハワイを含む)に行く場合、粉ミルクは未開封のもに限りアメリカ国内に持ち込めることになっています。

小分けした粉ミルクは飛行機に持ち込めない?!

前回の記事で、【WAXTEX】というワックスペーパーを使った粉ミルクの小分け方法をご紹介しています。

▶︎旅行やお出かけ時の粉ミルクの小分けはこれで決まり!【WAXTEX】が便利に使える! - YOROZU KOSODATE

かさばらないし、必要量だけ包めるし、使用後は捨てるだけで洗う必要もないので、本当に便利でおすすめな方法です。

 

しかし、前述したように、未開封でない粉ミルクはアメリカには持ち込めないことになっています。ということは、自身で小分けした粉ミルク(開封済みの状態)は国際線の飛行機に持ち込むことは出来ないのでしょうか。

 

答えはNOです。

小分けした粉ミルクでも、国際線の飛行機に持ち込むことは可能です。

 

厳密に言うと、開封済みの粉ミルクを持ち込めないのは、渡航先の空港で入国審査を受ける時点での話です。逆に言えば、飛行機を降りるまでは入国審査はないので、飛行機内で飲みきってしまう分に関しては粉ミルクを小分けにして飛行機に持ち込んでも問題ないということです。粉ミルク同様に、果物の持ち込みを厳しく制限している国も多いですが、同じ理由から、飛行機内で食べきってしまう分は乳幼児用の離乳食としてバナナやりんごやみかん等を飛行機内に持ち込むことは可能です。アメリカでは、肉や肉エキスが含まれているベビーフードも持ち込めませんが、これも、飛行機内で食べきってしまう分であれば飛行機に持ち込んで大丈夫です。

しかし、ここでも注意が必要です。小分けした開封済みの粉ミルクも果物も肉類が含まれているベビーフードも、飛行機内で食べきることが大前提です。残ってしまった分は、必ず飛行機内に置いて(捨てて)きて、渡航先の空港で入国審査を受ける際には所持していないようにしてくださいね!また、受託手荷物として預けるスーツケースに入れる粉ミルクは必ず未開封のものにしてください。

食品をアメリカ国内に持ち込む場合は税関申告書で申告しましょう

赤ちゃん連れの海外旅行では、赤ちゃんが食べ慣れたベビーフードを持っていきたいと考えるお母さんも多いと思います。

アメリカに入国する際は、アメリカ国内に持ち込むすべての食品を申告する必要があります。手荷物に入れたものでも、スーツケースに入れたものでもです。

※飛行機内で食べきってしまうものに関しては申告する必要はありません。

当然、アメリカ国内への持ち込みが禁止されているもの(肉類〜生、乾燥、缶詰を含む〜、肉製品、果物、植物、種子、土等)はアメリカ国内には持ち込めませんが、粉ミルクやベビーフードを含む食品全般をアメリカ国内に持ち込む際には、忘れずに申告しましょう。

所持している食品の申告の仕方(アメリカ)

国際線の飛行機では、安定飛行に入りしばらくすると客室乗務員から【税関申告書】が手渡されます。原則1人につき1枚記入しますが、家族の場合は1家族につき代表者が1枚記入します。(以前は税関申告書の他に「出入国カード(I-94W)」を記入する必要がありましたが、ESTAの導入と共に出入国カードは廃止になりました。)

 

こちらは2018年1月時点の【税関申告書】です。

(左・表面/右・裏面)

 

すべて英語で記入していきます。

食品を持ち込む場合は、【税関申告書】の項目11にて申告します。

チェック項目(a)の【はい】にチェックを入れます。

飛行機に乗っている間に記入しておきましょう。

入国審査官との受け答え

目的地に着くと、飛行機を降りて入国審査を受けます。その際に、記入済みの税関申告書をパスポートと一緒に審査官に手渡します。

項目のすべての欄が【いいえ】であれば、「入国の目的は?日数は?」と審査官から聞かれるくらいですが、食品の持ち込みがあり【税関申告書】の項目11(a)に【はい】とチェックを入れていた場合は、「何を持ってるの?」と聞かれると思います。禁制品を持ち込んでいないのであれば臆せず堂々と荷物の中の食品を答えます。海外旅行に慣れていない場合は緊張してすぐに英語が出てこない場合もあるかもしれませんので、事前に持っていく食品を英語で紙にメモしておき、それを見ながら答えるか、その紙ごと見てもらってもいいかもしれません。

参考までに、

粉ミルク→baby fomula

離乳食→baby food

おかし→snacks

梅干し→pickled plums

 

なお、税関申告書の裏面に品目を書く欄がありますが、その部分は、アメリカに残してくるもの(アメリカ人へのプレゼントなど)の価値(価格)を記入する場所ですので、特になければ記入する必要はありません。旅行中に自分たちで食べるために持ち込む食品を誤ってここに記入しないでくださいね。

食品の持ち込み、申告しなかったらどうなる?

申告しなくてもそのまま入国できてしまうことがほとんどでしょう。申告しなければいけないことを知らずに食品を持ち込んでしまってる人も実際は多いのではないかと思います。ただし、出口付近で無差別に荷物(スーツケースを含む)をX線でチェックされる可能性もあります。怪しまれたとかそういう理由でなく、運の問題です。

このときに、食品が入っていなければ問題ありませんが、もし食品が入っているのに税関申告書に「いいえ」とチェックしていた場合、虚偽の申告をしたことになってしまいます。

虚偽の申告は罰金の対象になりますし、最悪の場合は入国できずに強制帰国。

「はい」にチェックを入れていて万が一誤って所持品に肉エキスが含まれる食品などが入っていた場合は、その食品がその場で没収される程度で済みます。面倒臭がらずにしっかり【税関申告書】で申告してしまいましょう。

最後に

目的地に着いても、入国審査を通ったりスーツケースが出てくるまで待つ時間があったりするので、滞在先のホテルなどに着いてスーツケースを開けられるまでは、結構な時間がかかります。完全ミルクの赤ちゃんの場合は、滞在先に着くまでにも何度か調乳する必要があるかもしれません。

さきほど、自身で小分けした粉ミルクに関しても飛行機内で使い切る分であれば飛行機内に持ち込めるとご紹介しました。しかし、それだけでは、飛行機から降りてから滞在先に着くまでに間が持たない場合もあります。入国審査の際に問題なく持ち込めるよう、手荷物の中に「市販されている小分けの粉ミルク(=未開封)」も入れておくことをおすすめします。

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