YOROZU-KOSODATE

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おねーちゃん、【砂糖なし育児】からの卒業か?!〜5歳9ヶ月成長記録(後編)〜【西原式育児・砂糖なし育児】

こんにちは。

【おねーちゃん】5歳9ヶ月(生後6ヶ月で離乳食を始めるも1歳8ヶ月で途中から西原式に移行&砂糖なし育児で育つ)と【いもーと】1歳2ヶ月(現在西原式実践中)の二児の母、YOROZUです。

 

【おねーちゃん】5歳9ヶ月の成長記録を前編と後編に分けてお伝えしています。

 

前編の『おねーちゃん、【幼児としての完成】間近!!』に続いて、今回は後編として、最近の我が家の『砂糖なし育児』事情についてお伝えします!

【砂糖なし育児】からの卒業か?!

前編の第一大臼歯の萌出に続いて、もう一つの一大トピックがこちらです!

 

おねーちゃんの【砂糖なし育児】の砂糖規制が、ついにゆるっと監禁されました!!

 

おねーちゃんといえば、これまでは砂糖菓子はおろか、はちみつやメープルシロップ等の糖類や、ケチャップ・ソース類の調味料も知らないまま育ちました。(甘味がほしいときにはみりんや甘酒を使っていました。)

 

そんなおねーちゃんでしたが、5歳2ヶ月頃からたまのお楽しみとして外出先で紙パックのりんごジュースを解禁したのを皮切りに、5歳9ヶ月の今ではなんとタピオカドリンクも解禁しています。笑 ただし、タピオカ自体に砂糖がものすごーく含まれているので、タピオカドリンクは甘さ0%のお茶系カスタマイズのみ、氷なしでの解禁です。もちろんたまのお楽しみ程度としてです。5歳を過ぎてからはケチャップやオイスターソースといった調味料も料理で使っています。調味料についてはまた別記事でご紹介できればと思います。

 

今まではお子様ランチについてくる小さいゼリーなんかはサッと回収してから娘の前に配膳していましたが、今ではそのゼリーも解禁しています。たまーにしか食べられないお子様ランチのゼリーですが、おねーちゃんは3個あるうちの1個をその場で食べて残りは持って帰り、大事にとっておいた残りをパパやおばーちゃん(私の母)にあげたりしています。その優しさに泣けてくる。

お子様ランチのおまけのゼリー以外では、オーサワ 有機ぶどう使用のゼリーというゼリーを特別な日にOKにしています。

さらに、「幼児としての完成間近」であることもあり、最近ではアイスも解禁しました。ただ、頻度としては月1くらいなので超スペシャルです。西原式的には体温以下の食べ物は本当はご法度なので、量もほんの3口分くらいと少量です。

 

あと、プリスクールで週1回参加している午後のアクティビティーでは、その際に提供されるスナックもOKにしました。以前までは娘用のスナックを持参していましたが、今はみんなと同じものを食べています。

 

娘に聞くと、日によってビスケット2枚とかカッパえびせん6本とかおせんべい1枚だったりするようです。「今日のおせんべいがおいしすぎて・・・!」と興奮して話していた日もあったりするので、素朴なおせんべいというよりは、きっとハッピーターン的なおいしい魔法の粉がかかった系のおせんべいなんだろうなと憶測しながらも言及はせず。プリスクールで食べられるスナックが、娘の週一のお楽しみになっています。

スナックを解禁していく基準は?

今のところ、解禁するものは、「たまに行く場所でしか食べられないもの」に限定しています。

タピオカもアイスもプリスクールのスナックも、家では食べられません。家の中に常備するものを解禁すると、我慢する方もさせる方もしんどいので、今のところは家では食べない、と割り切っています。

 

スーパーやコンビニなどですぐ買えるようなスナック菓子やアイスやドリンクなんかを解禁すると、見かける頻度も多くなるので、そのたびに「これ食べたことあるー!食べたい〜!」となってしまいかねないなと容易に想像がつくので、気安く解禁しない方が無難です。たまにお店で、「ママー!この動物の形のビスケット、幼稚園で食べたことあるよー!」といった具合に、食べたいアピールをされることもありますが、「よかったねー!また幼稚園で食べられるといいねー!」の返しで今のところはすんでいます。タピオカドリンク屋さんもお出かけすると至る所で見かけますが、「ママー!タピオカ売ってるよおおおー!!」とせがまれても、「ほんとだー!いいねー!あ、でも、いつも買ってるやつとは違うお店だから、また○○に行った時に一緒に飲みたいね!!」と、タピオカを飲める場所も限定しています。

 

少しずつ色々と解禁しているおねーちゃんではありますが、家で食べる毎日のスナックは以前と変わらずで、Happy Babyのpuffsきらきら星のおせんべい、アーモンドとレーズンのミックス、プルーン、栗、干し芋、フルーツなんかを食べています。

 

どのスナックを解禁していくかの基準は完全に私のさじ加減によるもので、アメ・チョコ・ラムネ・マシュマロ・キャラメル・グミ・・・といったようなザ・砂糖のかたまり、且つ口の中に長時間とどまるお菓子はまだ当分は解禁したくないなという感じです。本当はプリスクールのスナックも添加物たっぷり系なので避けたいところではありますが、毎日食べるわけじゃないし・・・と、割り切れない気持ちを割り切るようにしています。

 

・・・あ、そういえば、おねーちゃんが5歳8ヶ月の頃にこんな事件が発生していました。笑

「お菓子まみれお泊まり事件」

5歳8ヶ月のとある日、初めて義母のおうちに泊まりにいくことになったおねーちゃん。いとこの小学5年生のおねーちゃんと二人でのお泊まりです。

 

ここで事件は起きました。

 

義母の家には夫がおねーちゃんを連れて行ったので、その際に、「お菓子はまだ与えないこと」はしっかりと義母に伝えてくれたそうです。

 

しかし、おねーちゃん。のちにこのお泊まり会で大フィーバーをすることになったのです。

 

翌日、無事に(?)お泊まり会を終えて帰ってきたおねーちゃんに話を聞くと、なんと義母の家ではチョコ、クッキー、アイスを食べたと言うのです。それも、たくさん。私はもう、ぶっ飛びです。笑

 

でも、ここで少しでも怒ったり問い詰めたりしてしまうと、今後よそで何かを食べた時に私に内緒にするおそれもあるので、「え〜そうなの〜♪よかったね〜うんうん。美味しいのが食べられてよかったね〜♪」とただただ聞き役に回ります。

 

「クッキーもチョコも美味しくて美味しくて。もう止まらなくなっちゃったの♪」と意気揚々で続けるおねーちゃん。まじか。笑

 

「よかったね〜。何個ぐらい食べたの?3個?5個?10個?20個?もっと食べた?」と聞くと、「うーんとねー、数えられないくらいいっぱい!!」と、おねーちゃん。おお、まじか!笑

 

「もうね、あれをあと60個も食べたいくらいに美味しいの!今度ママも食べてみて!」ですって。笑

 

その後、義母にお礼の電話をしつつも探りをいれてみると、チョコやアイスは、糖尿病の家族のために買ってあった低糖質のものであること、クッキーはヨックモックのものであることがわかりました。ヨックモック・・・そりゃ美味しいわけだわ。

 

義母によれば、お砂糖がだめっていうことは気に留めつつも、ちょうどチョコもアイスも低糖質のものがあったからそれなら大丈夫だろうということで与えてくれたそうです。ヨックモックは、いとこのおねーちゃんが食べているのを見て、どうしても自分も食べてみたいと娘が義母に直談判して、じゃあ1枚だけならいいだろう・・・と食べさせたら見事に止まらなくなってしまったということでした。笑

 

本音を言えば、チョコは小学校にあがってからかな〜なんて思っていたし、いくら低糖質とはいえ、チョコの味を知ってしまったこと、さらに低糖質の製品の中にはたくさん人工甘味料がつかわれているものもあること等、とーーーってもひっかかることだらけでした。人工甘味料を使うくらいならよっぽど普通のお砂糖の方が安心なんじゃないかと思うこともあるので。でも、「ママに内緒であげちゃえ」という感じではなかったようなので、義母の「よかれと思って」の善意を信じて、ご厚意をありがたく受け取ることにしました。

 

預かっていただいた以上、文句を言える立場ではないですからね。逆に、娘がすでに6歳に近いタイミングでよかったなとも思いました。これが2歳とかだったら、私はもうぶっ飛びすぎて震えるほど錯乱していたと思います。笑

 

案の定、それから娘は、「私チョコ食べたことあるよ!私でも食べられるチョコがあるんだよ!どこで買えるかばあばに聞いてみて!」としばらくチョコ食べたいアピールをしてきましたが、「そうだね〜!そんなチョコがあるなんてママ知らなかったよ〜。ばあばのおうちでまた食べられるといいよね〜!」と返して今のところはなだめられています。ただ、「ばあばのおうち=チョコやアイスやクッキーがもらえる場所」という構図が娘の中でしっかりと出来上がったことだと思います。もともと義母の家に行く頻度はそんなに多くはなかったので、それが救いではありました。それ以来まだ義母の家には行けていませんが、行ったあかつきにはお菓子をせがまれまくるんだろうなーと察しています。

 

これが、おねーちゃんの「お菓子まみれお泊まり事件」でした。

【砂糖なし】をいつまで続けるか。

私は、【砂糖なし育児】をいつまで続けるかという期限を設けずに始めたため、いつ解禁したらよいかという目安がありませんでした。

 

私が【砂糖なし育児】を始めた理由をざっと振り返ってみると、

 

・幼児の未発達の脳には砂糖の刺激が強すぎてイヤイヤ期のイヤイヤの原因にもなり得ること。(・・・イヤイヤ期に自分自身がイライラしたくなかった。)

・低年齢のうちにフッ素湿布をしたくなかったので、フッ素湿布をせずとも糖類を摂らないことで虫歯のリスクを減らしたかった。

・砂糖には麻薬と同じように依存性があること。

 

と、こんなところでした。

(マクロビ的観点では白砂糖は体を冷やすとかそんな理由もありますが、それはひとまず横においておきます。 )

 

 

改めて【砂糖なし育児】を始めた理由と現在のおねーちゃんの状況を当てはめて考えてみると、多少の自問もうまれてきました。

・イヤイヤ期の原因にもなりうる

砂糖なし育児のおかげか西原式のおかげか、はたまたおーねーちゃんのもともとの性格なのかははかりませんが、イヤイヤ期にイヤイヤで困ったという記憶がなく、本当にらくに過ごせました。そもそも、とっくのとうにイヤイヤ期は過ぎているので、今も厳格に砂糖なしを続ける必要があるのだろうか。

・虫歯のリスクを減らしたい

糖類を摂らないことで虫歯のリスクを減らしたかったわけですが、おねーちゃんの場合、毎日の仕上げ磨き&フロスをしっかりと時間をかけてやらせてくれています。もちろん、糖類を摂らないに越したことはないのかもしれませんが、歯磨きがしっかりできる分、たまの楽しみで糖類を解禁しても歯磨きで虫歯のリスクをカバーできるのではないだろうか。

(逆に言えば、歯磨きを嫌がって逃げ回るような低年齢のうちは、やはり砂糖なしを徹底したほうがいいように思います。)

 ・砂糖の依存性

おねーちゃんは5歳にもなり、ちゃんと「我慢」もできます。2〜3歳のような自我がうまくコントロールできない、という年齢でもないので、「特別な時だけ」と前置きをすればわかってくれます。砂糖には依存性があるということには注意しつつも、ちゃんとルールを決めた上でなら砂糖菓子を解禁してみてもいいのかもしれない。。。

(我慢のきかない低年齢のうちに砂糖菓子を覚えさせることは、子供にとってはやはり酷なことだと思います。)

 

 

・・・と、こんなふうにいろいろと思いを巡らせているうちにいきついた考えはこうです。

 

【砂糖なし育児】をする!ということ自体に意固地になってしまってはいけないな。

 

と。

 

【砂糖なし育児】をするにあたっては、砂糖なしを長く続けるほど勝ち、早く解禁してしまったら負け、といったような勝ち負けの話でもないし、それぞれの子どもの成長を見極めながら、その子その子に見合った「砂糖」との付き合い方を探っていければいいのかなと思いました。

 

こんな経緯があり、我が家ではおねーちゃんの砂糖規制をゆるっと解禁するに至ったわけです。

我が家の場合は、「砂糖なし卒業」というよりは、「砂糖あり」の世界に片足をつっこんだ、くらいの感じでしょうか。

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▲こちらはおねーちゃん用の5歳の誕生日ケーキ。

例年通り、砂糖抜きの米粉パンケーキ+豆乳のヨーグルトを水切りしてクリームに見立てたもの(誕生日スペシャルでほんの少しはちみつも入れてあげました)で作りました。夫にデコレーションを任せたら期待を裏切るまさかの出来栄えになり、軽く手直ししたらお互いが納得しないという中途半端な仕上がりに。笑

 

この頃は、「まだまだ砂糖なしを続けていくぞー!!」と意気込んでいたので、まさか数ヶ月後におねーちゃんがタピオカドリンクを飲んでいるとは想像だにしていませんでした。笑

「どうしてお砂糖のお菓子は食べちゃいけないの?」

おねーちゃんが5歳になってすぐの頃のとある夜、ベッドに入っていたおねーちゃんが突然夫にこう聞きました。

 

「ねえ、パパ?一番最初のお母さんはどうやって産まれてきたの?」

 

お母さんのお母さんの、そのまたお母さんの・・・・と考えているうちに、一番最初のお母さんはどうやって産まれてきたのかと疑問に思ってしまったようです。5歳児とあなどるなかれ、なかなか哲学的な鋭いことを考えているんだなと驚きました。

 

(ちなみにですが、この問いに対し夫は、「パパは神様かなぁと思ってるけどなぁ。」と答えていました。こんな難しい質問、私に聞かれなくてよかったと内心ホッとする母でした。笑 私だったら、「ヒトは、もともとは海に住んでいた生き物から進化をしてきたもので・・・進化っていうのは・・・」と、よく知りもしないことをわかったように説明していたかもしれません。なんにせよ、進化というもの自体、夫のいうようにある意味では神がかっている話だよなとも思うのですが。)

 

さて。そんなちびっこ哲学者たるおねーちゃんは、5歳になって間も無い別の日に、私にこんなズバリな質問をしてきました。

 

「どうしてお砂糖のお菓子は食べちゃいけないの?」

 

・・・ついにこの質問が来たなと思いました。

 

これは、適当にあしらったり聞き流すべき質問ではないなと思ったので、よーく考えて一言一言大事に言葉を選びながら答えました。

 

私:「お砂糖いっぱいのお菓子は体によくないこともあるから、本当は大人が自分の責任で食べるものだとママは思うんだよね。だから、ああいうのは本当は子供じゃなくて大人が食べるものだとママは思う。」

 

加えて、「でも、【おねーちゃん】の食べられるものがちょっとずつ増えてきているように、もう少しお姉さんになったらちゃんとお砂糖のお菓子も食べられるようになるから心配しないで大丈夫だからね。」と丁寧に伝えました。

 

長女:「そうなんだねぇ〜。でも食べてみたいんだよなー!もう少しお姉さんになったらって、どのくらい?いつ??」

 

と、聞かれたので、小学生のいとこたちを例にあげて、「あの子ぐらい(1年生)になったらチョコレートとかケーキとかもたまになら食べられると思うよ。あの子ぐらい(5年生)になったらもっといろんなものも食べてるんじゃないかな。」と答えました。

 

長女:「えー!!そんな先なのー!!」

 

と言って、がっくりする仕草をオーバーにやっていましたが、それでその話は終わりました。

 

 

今思うと、聞き分けが良くてちゃんと我慢ができちゃうおねーちゃんなので、それに甘えてたーーーーくさんおねーちゃんには我慢をさせてきてしまいました。ふと自責の念にかられそうになります。でも、イヤイヤ期のイヤイヤもないままに過ごせて、そのおかげで私自身がイライラすることも減って少しでも穏やかなお母さんでいられたとすれば、それこそが「砂糖なし育児」をやってきてよかったと思えるメリットだったなと思います。

 

おねーちゃんに関しては、「砂糖」との上手な付き合い方を探っていくのが今後の課題になりそうです。