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納豆や海苔が好きな赤ちゃんは要注意!?実は、納豆や海苔を食べていいのは◯歳から!

納豆と海苔は娘の大好物でした。しかし、ある時から食卓に出すのをやめました。西原式離乳食の観点から納豆と海苔を食べて良い時期についてまとめます。

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納豆や海苔は赤ちゃんの大好物!

納豆や海苔は、加熱の必要もなく離乳食としても手ごろに使え、大好きな赤ちゃんも多い食材ですよね。友人の子どもも、「納豆さえ混ぜればなんでも食べてくれる!」というほど、納豆はお助け食材になっているそう。また、「海苔が大好きでおにぎりの海苔だけを食べてしまう」という赤ちゃんも見かけました。

一般的な離乳食のレシピ本では納豆と海苔は7〜8ヶ月頃から与えてよい食材と紹介されているため、離乳食として早期から赤ちゃんに与えてきたお母さんも多いはずです。しかし、実際のところ、納豆や海苔を食べて良いのは何歳からなのでしょうか。

海苔は◯歳になってから

まず海苔についてですが、海苔などの海藻類には硫黄やリン酸が多く含まれているため、実は乳児には適していません。海苔やわかめ等の海藻類はやわらかく煮たり細かく刻んだりした場合でも赤ちゃんには適さないといえる食材ですので、第二乳臼歯が生えて乳児として完成する2歳半〜3歳以降に与えるようにしましょう。このことから、離乳食として早期から使われる昆布だしについても、極力2歳半以降から使うことが望ましいといえます。

豆類は2歳から。でも納豆は、、、

次に納豆に関してですが、西原式育児の離乳食ではタンパク質として豆類の摂取が可能になるのは2歳になってからです。(魚の白身や鶏のささみは2歳半から。牛肉や豚肉はよくない。)しかし、同じ豆類である納豆に関しては、「西原ワールド・アート医研(西原式育児についての研究や書籍を執筆している医学博士、西原克成氏の主催するホームページ)」では、「納豆は納豆菌のため与えません。」と書かれています。納豆菌がなぜだめなのかというと、納豆菌は枯草菌であり乳児には適さないためというのが「西原ワールド・アート医研」の見解です。納豆を食べての良いのは、海苔と同様に、第二乳臼歯が生えて乳児として完成する2歳半〜3歳以降になります。しかし、早期から納豆を与えてしまっていた場合には、一度中止したのち、幼児として完成する5〜6歳まで待って与えたほうが安全なようです。※

※HP「西原ワールド アート医研」に摂取可能時期の問い合わせをし、回答をいただきました。

納豆をやめてから起きた変化

娘はもともとアレルギー体質でもなく、乳児湿疹などのトラブルもありませんでした。そのため、納豆をわざわざやめる必要もないように感じていました。ただ、「納豆は納豆菌のため与えません。」という言葉がずっと引っかかっていたので、思い切って納豆を娘に与えるのをやめました。娘は2歳2ヶ月でした。

 

それからほどなくして、ある異変に気づきました。「黄金色」の便が出る日が増えたのです。「???」となっている方のために説明させていただくと、西原式では便が赤ちゃんの健康のバロメーターで、赤ちゃんの便は基本的に「黄金色」であるべきとされています。「え?離乳食が始まったら便の色なんて黄色じゃなくなるのが常識でしょ?」と思った方も多いはず。その通り。それこそが、赤ちゃんが口にしているものがその子の消化能力に見合っていない証拠でもあるのです。西原式離乳食を取り入れていれば、赤ちゃんの消化能力を超えるものは口にしないため、便は「黄金色」のままなのです。とはいえ、「黄金色」の100点満点の便になるのは実際には簡単ではなく、食事内容以外にも、鼻呼吸ができているか、仰向け寝ができているか、ズボンのゴムでお腹をしめつけていないかなど西原式育児のいろんな要素がクリアできて初めて「黄金色」の便になります。逆に言えば、便が「黄金色」でない場合には、何かしらの改善策が考えられるということになります。

 

話を娘に戻すと、娘の場合、毎日排便もあり便秘に悩まされたこともなかったのですが、便の色は「黄金色」の日よりもちょっと黒ずんだような日の方が多かったりでややばらつきがあったのです。しかし、納豆をやめたタイミングから明らかに「黄金色」の便の日が増えたのです。やはり、納豆が腸にとって負担になっていたのだと感じました。

発酵しているから安全!とは限らない。

海苔は早々に食卓に出すのをやめたのですが、実は、納豆をやめるまでには私なりの葛藤がありました。「発酵したものはアレルギーを起こしにくい」という情報が私の頭の中にあったからです。そのため、発酵食品でない大豆や大豆製品(豆腐等)を逆に控えていたくらいでした。

 

納豆は栄養価も高く、健康のために食事に取り入れている人も多いはずです。しかし、これは腸がしっかりと成長してからの話です。大人にとっては有用な納豆であっても、赤ちゃんにとっては負担がかかることが考えられるので、2歳半までは納豆を控えるべきだと言えます。

まとめ

・海苔などの海藻類はは2歳半〜3歳以降。

・できれば昆布だしも2歳半以降が望ましい。

・納豆は2歳半〜3歳以降。ただし、早期に与えた場合は5〜6歳まで避ける。

 

 

△西原式育児についてはこちらの本にも詳しく書かれています。早すぎる離乳食の害のほか、口呼吸の重要性や仰向け寝、お腹をズボンのゴムで締め付けない、食事の温度は42度などの育児方が紹介されています。専門的な医学用語などは並んでおらず、育児で忙しいママでも気負わずに読める内容です。